交通事故は加害者の言い分と被害者の言い分が食い違う事が多いです。
特に過失割合は慰謝料を決める場において、非常に重要な項目になり、加害者が過失割合を高める為に嘘を言う事は往々にしてあります。この嘘を真にしない為にも被害者は自分で防衛する必要があります。
まず行うことは現場を自分で記録です。事故を起こされて、パニックになる気持ちは分かりますが、記録をとっておかないと後々面倒なことになりかねません。最低限自分の車の被害状況と相手の車の損傷部分は写真撮影しましょう。
次に警察を呼びましょう。警察を呼ぶと事故の実況見分を行ってくれます。この際に自分が撮影した写真も警察に見てもらいましょう。警察の実況見分は中立に作成されています。
後日、相手の保険会社から過失割合の連絡が来ます。基本的に加害者の言い分で過失割合が設定される事が多いです。
ここでも明らかに加害者の嘘が通っており、自分の言い分が聞き入れて頂けない場合は弁護士に相談して下さい。
ここまで来ると自分自身での対応は難しいです。場合によっては弁護士を仲介させる方が良いでしょう。
弁護士に現場を自分で記録した写真を見てもらい、加害者の言い分がおかしい事を保険会社に伝えてもらいましょう。
弁護士からの意見であれば、保険会社としても軽はずみに流す事は出来ません。
何故なら訴訟に発展してしまう場合があるからです。保険会社は加害者の味方ですが、弁護士は貴方の味方になってくれます。
示談の場において、弁護士がいるかいないかで慰謝料の費用も大幅に変わってきます。また治療が長引く事により打ち切りを保険会社が打診してくることもあります。この時にも弁護士が居れば、打ち切りを回避する事が可能です。
自分が優位に立つためにも弁護士には必ず相談しましょう。